目次
上室性期外収縮(PAC: Premature Atrial Contraction)
心房が早期に収縮してしまうことで起こる不整脈。
心電図上では、P波が異常な形を取って現れることが特徴的で、正常なP波の前に一つの異常なP波が見られます。
症状が出ることは少なく、通常は治療を必要としません。
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上室性期外収縮(PAC: Premature Atrial Contraction)とは
上室性期外収縮(PAC: Premature Atrial Contraction)とは、心房が通常よりも早く収縮してしまうことによって発生する不整脈の一種です。 通常、心臓の収縮は、洞房結…
心室性期外収縮(PVC: Premature Ventricular Contraction)
心室が早期に収縮してしまうことで起こる不整脈。
心電図上では、QRS波が異常な形を取って現れることが特徴的です。また、異常なQRS波の後にはしばしば休止期(無反応期)が現れます。
単発で出現する場合は問題ありませんが、頻繁に出現する場合は心臓疾患の兆候となることがあります。
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心室性期外収縮(PVC: Premature Ventricular Contraction)とは
心室性期外収縮(PVC: Premature Ventricular Contraction)は、心室が通常よりも早く収縮してしまうことによって生じる不整脈の一種です。 通常、心臓は洞房結節(どう…
心室頻拍(Ventricular Tachycardia)
心室が異常な速度で収縮し、正常な心拍数を超える不整脈。
心電図上では、QRS波が異常な形で、P波が存在しないことが特徴的です。また、異常なQRS波の後には休止期(無反応期)が現れることがあります。
短時間であれば問題ありませんが、長時間続く場合は突然死のリスクがあるため、適切な治療が必要です。
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心室頻拍(ventricular tachycardia)とは
心室頻拍(ventricular tachycardia)は、心室の収縮が非常に速くなり、正常な心拍と異なるリズムが生じる不整脈の一種です。 心室頻拍は、心臓の異常な電気的な活動に…
心室細動(Ventricular Fibrillation)
心室が異常な速度で乱れた収縮を繰り返し、心臓が機能しなくなる不整脈。
心電図上では、QRS波がなく、波形が乱れた状態が現れます。
緊急治療が必要であり、心肺蘇生法や除細動器による治療が必要です。
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心室細動(ventricular fibrillation)とは
心室細動(ventricular fibrillation)は、心臓の細胞が異常な電気信号を発生させ、心室が不規則に収縮することによって生じる非常に危険な不整脈の一種です。 通常、心…
房室ブロック(AV block: Atrioventricular block)
心臓の信号伝達の異常によって、心房と心室の収縮が遅れたり、完全にブロックされたりする病態。
心電図上では、P波とQRS波の関係に異常が現れます。
一次性房室ブロック、二次性房室ブロック、三次性房室ブロックなど、種類によって症状や治療法が異なります。
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房室ブロック(atrioventricular block)とは
房室ブロック(atrioventricular block)は、心臓の洞房結節からの電気信号が房室結節を通過する際に遅れやブロックが生じ、心室の収縮が遅れることによって生じる不整…
ST上昇・下降(ST segment elevation/depression)
心筋虚血や心筋梗塞などの病態で、心臓の収縮に伴う電気的な変化が起こるために生じる。
心電図上では、STセグメントが正常範囲から外れて上昇したり、下降したりすることが特徴的です。
心筋虚血や心筋梗塞の診断に役立つことがあります。
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STの上昇・下降について
ST上昇・下降は、心電図における特定の波形の異常を示す不整脈の一種です。STは、心電図においてQRS波の終わりからT波の始まりまでの期間を指します。正常な心電図では…
